セルクリート工法とは、セメント、独立気泡、繊維質混和材(セルクリート)及び水、とからなる発泡モルタルを使用した注入充填工法です。
発泡モルタルは、気泡のベアリング効果により流動性を持たせ、また軽量化を図った特殊モルタルです。しかしながら、比重の異なる材料を練混ぜているため、ポンプ圧送圧力や地下水などに弱く材料分離を起こし易いという欠点があります。
これらを解決するために当工法では、セルクリート(耐水性軽量繊維質モルタル)を配合することにより、材料分離抵抗性の向上を図りました。
これにより、いままで困難とされていた、滞留水のある管内への充填、200mを超す長大管の注入等の施工を可能にした工法です。 |